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群馬県水上町内の4軒の宿泊施設が水道水や井戸水などを沸かして温泉として使用していたことが10日、わかった。水上温泉旅館協同組合によると、同組合が同日、加盟30軒を調査したところ、JR水上駅周辺の水上温泉の旅館やホテルの計3軒、さらに同町藤原地区でも1軒のホテルで温泉を使っていないことが明らかになったという。
これらの宿泊施設のなかには、入湯税を徴収したり、脱衣所に「温泉分析表」を掲示したりしていたケースがあった。温泉の成分を示す分析表は同日中に、同組合がはずさせたという。藤原地区のホテルは、露天ぶろ用には外部からタンクローリーで温泉を運んで使用し、内湯には水道水を使っていたという。
同組合は「非常に重大に受け止めている。各施設の温泉使用の有無を情報公開したい」と話す。
井戸水を使用していた旅館は「温泉を掘り当てられず、井戸水を使った。信頼を裏切って申し訳ない」と話した。
JRの駅周辺の水上温泉で同組合に加盟するのは17軒。うち、11軒は同町湯原にある源泉から温泉を引き、3軒は独自に温泉井戸から引いているという。今回、水道水使用などが発覚した3軒は温泉を引いていない。
同県では伊香保温泉で水道水などの使用が発覚したばかり。同県は11日にも同町などから事情を聴くほか、週内にも「対策連絡会議」を立ち上げる予定。(08/10 22:03)