2004年08月10日(火) 00時00分
ひとめぼれ異種混入/こぼれもみが発芽か(朝日新聞・)
県、流通対策など検討 銘柄米「ひとめぼれ」に別の品種の種が混入した問題で、県は9日に記者会見し、01年に同銘柄の原原種生産をした県農業試験場の水田で、前年に酒米「吟の精」の原種を生産しており、そのこぼれもみが発芽して混じった可能性がある、と説明した。DNA鑑定で原因を究明し、集荷・流通対策などに乗り出す。一方、主力銘柄「あきたこまち」の原原種は生産する水田を固定しており、問題はないとしている。
県によると、奨励品種の稲は「原原種」「原種」「種子」の3段階で生産し、農家に種が渡される仕組み。原原種は植え付けも収穫も手作業でするが、原種はコンバインで収穫するという。
問題の「ひとめぼれ」は、農業試験場で「吟の精」の原種を生産した翌01年、同じ水田の区画(450平方メートル)で原原種生産されたものだという。同様に原原種生産された「めんこいな」と「キヨニシキ」でも、形が異なる株が確認され、調査を進めている。
県は5〜8日に生産農家に説明会を開くとともに、原種を購入した農家の調査を始めた。今後、異品種の混入で銘柄米として出荷できなくなる農家への対応や、混入した米を区分けして集荷するなどの対策を検討するという。
(8/10)
http://mytown.asahi.com/akita/news02.asp?kiji=6108
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