2004年08月09日(月) 02時47分
Microsoft、『XP SP2』の製造工程向けリリースを発表(japan.internet.com)
Microsoft (
NASDAQ:MSFT ) は6日、『Windows XP』用のセキュリティアップグレード、『Windows XP Service Pack 2 with Advanced Security Technologies』(XP SP2) の製造工程向けリリース (RTM) を発表した。RTM に至ったということは、一般公開も間近いということだ。同社にとって、今回の RTM に至る道のりは、長く厳しいものだった。今後2か月に渡って各国語版や一般向けの提供を進める。
アナリストらは XP SP2 が OS 自体に大きな変更を加えるため、ユーザーは導入直後に何らかの劇的な変化を体験するはずと述べている。
IT 市場調査会社
RedMonk のアナリスト Stephen O’Grady 氏は、OS の大きな変更について「これは必要なことだ。だがユーザーから、多少なりとも反発が起きないとすれば、それはちょっとした驚きだ」と述べた。
企業向けの IT 調査および投資顧問業務を手がける
BurtonGroup のアナリスト Peter O’Kelly 氏も、他のアップグレードと異なり、XP SP2 の導入によってアプリケーションの動作に不具合が出ると指摘した。もちろん Microsoft は十分承知しており、ソフトウェア ベンダーや Web サイト運営者に対し、XP SP2 対応を呼びかけてきた。また自身のアプリケーション製品についても、先日『Microsoft CRM』の
XPSP2対応アップデートを公開 している。
Microsoft は XP SP2 の一般公開にあたって、ダウンロードや無料 CD の配付など、複数の入手手段を用意する。Windows XP で自動更新機能を使用している場合は、一般公開が始まり次第、XP SP2 の適用を促してくれる。
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