2004年08月09日(月) 12時11分

米国製心臓ペースメーカーに不具合、輸入元が自主改修（読売新聞）

　東京都は８日、医療用具輸入販売会社「日本メドトロニック」（川崎市）が販売した米国製の埋め込み型心臓ペースメーカー「メドトロニックＳｉｇｍａ」に不具合の報告があったため、同社が自主改修すると発表した。

　都や同社によると、改修対象となるのは同機種の４種類。２０００年から２００３年にかけて５５１台が輸入され、このうち５１５台がすでに使用されている。

　今年３月に埋め込み手術を受けた国内の患者が５月に定期検査を受けた際、電気刺激のペースが狂う不具合が見つかった。患者の健康に影響はなかったが、翌月、再手術をして新しいものと交換した。

　製造過程でワイヤの接続不良があったのが原因とみられる。使用中に不具合が発生すると、不整脈によるめまいや息切れ、失神などを引き起こす可能性もあるという。

　同社は、使用中の全患者について医師を通じて点検を行い、不具合が見つかった場合には、同社の費用負担で交換手術を行うなどの対応を取るとしている。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040809-00000101-yom-soci