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日赤は昨年六月、ウイルスの混入した恐れのある血液の追跡調査が不十分だったことが発覚して批判を受け、追跡調査の指針を作成、今月十五日から実施する予定。日赤血液事業部は「当時は追跡調査の方法を議論中だった。十五日から指針に従ってきちんと調査する」としている。
日赤などによると、この女性は白血病治療のため、昨年十月から今年一月に計三十七人分の献血血液の輸血を受けた。三月に肝機能が悪化し、呼吸不全などを併発して四月に死亡。輸血前には感染していなかったB型肝炎に感染していた。
日赤は三月、病院から「輸血感染の疑いがある」と連絡を受け、三十七人の保管検体を高感度検査で個別に調べたが、B型肝炎ウイルス(HBV)は検出されず、それ以上の調査はしなかった。
HBVは高感度検査で検出できない微量なウイルスでも感染源となる恐れがある。日赤が最近になって調査した結果、同じ献血からほかに輸血用の血液五本がつくられ、既に輸血されていた。患者の健康状態は現在、日赤で調査中という。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040807/eve_____sya_____003.shtml