2004年08月07日(土) 03時17分
小学館「小学六年生」で紹介のHP、アダルトに接続(読売新聞)
小学館発行の「小学六年生」最新号(9月号)の特集記事で、アダルトサイトにつながるホームページを紹介していることが6日、わかった。記事を読んだ保護者から抗議を受けた同社は、次号でインターネットを使う際の注意などを掲載することを決めた。
問題となっているのは、巻頭の特集「メール&レター達人道」。メールを打つ際に使われる「絵文字」に関するものなど6つのサイトを紹介しているが、そのうち3つには、アダルトグッズを販売するサイトや、出会い系サイトにつながる項目があった。
3日に発売された同月号を購入した保護者が、実際にこのホームページを開いてみて気づき、編集部に苦情の電話を入れた。同社はこの保護者に謝罪の手紙を送付。次号で謝罪広告を掲載することも検討したが、「広告を見た子供が興味本位にこのページを開くことにつながりかねない」として、次号にはインターネットの危険な側面などを説明する特集記事を掲載することを決めたという。
編集部は、紹介したホームページにアダルトサイトの項目があることを編集段階で知っており、問題の項目部分を塗りつぶした画面写真を掲載していた。
同月号を購入した保護者の1人は「インターネット絡みの事件が問題になっているのに、小学生が読む雑誌にわざわざこういう記事を掲載するとは常識を疑う」と憤慨。同誌の赤星一朗編集長(52)は、「認識が甘かったとしか言いようがない。問題があるサイトに子供が接してしまう危険を招いてしまったことを深く反省している」と話している。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040807-00000401-yom-soci