2004年08月07日(土) 13時40分
<児童月刊誌>アダルトサイトにつながる特集記事を掲載(毎日新聞)
小学館発行の児童向け月刊誌「小学六年生」の最新号(9月号)の特集記事に、出会い系サイトなどにつながるサイトが掲載されていることが分かった。同社は謝罪広告を載せるとかえって子供がつないでしまう可能性があるとして、次号に電子メールに絡んで最近発生した事件などインターネットの危険性を知らせる特集記事を掲載する。
問題の記事は巻頭の特集記事「メール&レター達人道」で、電子メールや手紙を書く際に役立つ情報をまとめたもの。その中で絵文字や着信メロディーを紹介した六つのサイトのうち三つの画面上にある広告を選ぶと、18歳以上かどうかを問う画面などを経て、メル友を募集する出会い系サイトやエステを紹介するサイトに行き着くという。
特集記事の中では問題のある広告部分を塗りつぶした画面の写真を掲載したが、3日の発売直後に9月号を購入した保護者が実際にホームページを開いて気づき、同社に連絡してきた。同誌は発行部数6万4000部という。
同誌の赤星一朗編集長は「広告があることは分かっていたが実際にどんなサイトにつながるかまでは調べなかった。認識が甘く反省している」と謝罪している。【山本建】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040807-00000040-mai-soci