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6日付の中国系香港紙文匯報は、中国のハッカー組織が日本の官庁や靖国神社などのホームページに対し、不法に侵入してページ内容を改変するなどのサイバー攻撃を加えている、と報じた。細田官房長官は5日の記者会見で政府機関のホームページが攻撃を受けたと語っている。
同紙によると、この集団は「中国黒客(ハッカー)8・1反撃戦」と名乗っており、約1900人が参加したという。今月2日ごろから日本の首相官邸、厚生労働省、靖国神社など約200のホームページへの攻撃を始めたという。7月25日には、尖閣諸島に対する中国の領有権を主張する中国の民間民族主義団体「民間保釣連合会」のホームページが、日本からとみられるハッカーに攻撃されており、今回の攻撃はそれに対する反撃だという中国人ハッカーの発言も伝えている。
同紙の取材に応じたハッカーの一人は「攻撃対象とする日本のホームページのホストコンピューターの認識番号にあたるIPアドレスの収集、セキュリティー上の欠点分析、データ改変、大量アクセスするDoS攻撃、攻撃後の防御、国外ハッカーの反撃防止、『戦績』の統計記録などの役割を分担し、組織的に攻撃を行った。中国大陸のほか、海外華人や台湾、香港のメンバーもいる」と語っている。
同組織側は「この5日間で日本、台湾の数十のホームページの攻撃に成功、台湾のホームページはサーバーがダウンして閉鎖を余儀なくされた」と戦果を披露する一方、日本のホームページは「比較的強固で、首相官邸のホームページはたった2秒で回復してしまった」としている。
(08/06 13:06)