2004年08月05日(木) 00時00分
チラシ配り内職詐欺、主犯格に懲役7年求刑(朝日新聞・)
チラシ配りの内職で確実に収入が得られると偽り、主婦らから多額の契約金をだまし取ったとされる内職あっせん詐欺事件の公判が4日、仙台地裁(斉藤啓昭裁判官)であり、検察側は主犯格として詐欺罪に問われている仙台市宮城野区、通信販売会社長刀根健治被告(45)に懲役7年を求刑した。
検察側は論告で「マニュアルに従って勧誘を行い、虚偽の文言でだまし、現金を振り込ませていた。用意周到に計画された組織ぐるみの継続的犯行」と指摘した。
論告によると、刀根被告は95年ごろからチラシ配りの内職商法を開始。仙台市と東京都の事務所を拠点に、昨年11月に県警が家宅捜索に入るまで続け、顧客名簿で特定されただけでも被害者は全国約7300人、被害額は総額31億円を超える。このうち、起訴されたのは43人分の計約1774万円で、検察側は「継続的に行われてきた犯行の氷山の一角にすぎない」と指摘した。
判決は9月2日に言い渡される予定。
(8/5)
http://mytown.asahi.com/miyagi/news02.asp?kiji=5562
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