2004年08月05日(木) 14時38分
ヤミ金 福岡は被害6130人7億円 大幅増加 手口の巧妙化目立つ(西日本新聞)
福岡県警生活経済課によると、同県警が摘発した今年一—六月のヤミ金融事件の被害者数は約六千百三十人、被害総額は約七億六百万円。前年同期(約九百五十人、約四億八千八百万円)に比べ大幅に増加した。
摘発事件は八件(前年同期三件)、摘発人数は二十九人(同八人)とそれぞれ増加。このうち暴力団組員は四人。容疑は貸金業法違反(無登録)と出資法違反(高金利)が大半を占めた。
客に送金する際、わざわざ他県の現金自動預払機(ATM)を利用したり、複数の会社名を使い分け、同じ被害者を繰り返し狙ったりするなど手口の巧妙化が目立つ。名簿屋などから入手した多重債務者名簿に基づき、電話やダイレクトメール(DM)で勧誘する手法が主流。一つの業者の営業範囲が広域にわたることも特徴で、五月に摘発したヤミ金業者は、半年余の間に全国二十七都道府県の約四千人から総額約五億七千万円を集めていた。(西日本新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040805-00000074-nnp-kyu