2004年08月05日(木) 16時05分
チラシ配り内職商法事件 2被告に懲役7年と5年求刑−−仙台地裁 /宮城(毎日新聞)
全国の主婦らにチラシ配りの内職話を持ち掛けて契約金をだまし取った内職商法事件で、詐欺罪に問われた通信販売会社「メイプルウッドカンパニー」の実質経営者、刀根健治被告(45)=仙台市宮城野区栄2=と、幹部社員、小西久生被告(35)=多賀城市八幡2=の論告求刑公判が4日、仙台地裁(斉藤啓昭裁判官)であった。検察側は「用意周到に計画された組織的犯行で、被害の弁償もない」と述べ、刀根被告に懲役7年、小西被告に同5年を求刑した。
論告によると、両被告は共謀し、宮城、東京、神奈川などに住む主婦ら43人に電話をかけ「チラシを配るだけで確実に高収入が得られる」などと勧誘し、契約金名目で計1774万830円をだまし取った。刀根被告は複数の会社を設立し、95年から同様の詐欺行為を繰り返しており、論告は「被害総額は31億円を超える」と指摘している。【赤間清広】
8月5日朝刊 (毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040805-00000030-mailo-l04