2004年08月05日(木) 16時55分
おれおれ詐欺 48歳主婦、200万円被害 息子の交通事故理由に−−亀山 /三重(毎日新聞)
亀山市亀田町の主婦(48)が3日、「鈴鹿警察署員を名乗る男から『息子さんのせいで事故が起きた』との電話があり、指定された銀行口座に約200万円を振り込んでしまった」と、亀山署に届け出た。同署ではいわゆる「おれおれ詐欺」事件とみて捜査を始めた。
調べでは、3日午後1時45分ごろ、警察官を名乗る男から主婦宅に「息子さんが鈴鹿市内の国道1号で、赤信号なのに道路を渡ろうとしたため、息子さんを避けようとした車が電柱に衝突した。相手が暴力団関係者で、息子さんが一切の責任を持つとの念書を書いた。修理代と代車費用198万円がいる」と電話があった。主婦は午後2時50分ごろ、指定の銀行口座に全額を振り込んだ。その後、不審に思った主婦が、鈴鹿署に事故の有無を確認し、だまされたことが分かり、亀山署に届け出た。振り込んだ198万円は、すでに引き下ろされていた。
亀山署管内では、今年に入り未遂も含め8件の「おれおれ詐欺」が発生し、578万円の被害が出ている。2日にも同様の内容で約200万円をだまし取ろうとした未遂事件が起きている。【伊藤隆一】
8月5日朝刊 (毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040805-00000129-mailo-l24