2004年08月05日(木) 19時02分
海賊版購入、容認派が47%も=6割近くが「罰則強化必要」−内閣府調査(時事通信)
内閣府が5日発表した「知的財産に関する特別世論調査」結果によると、インターネットや街頭での音楽CDの海賊版やバッグ、時計などの偽ブランド品購入について、正規品より安価なことなどを理由に「仕方ない」とした人は46.9%に上った。一方、「すべきでない」は39.6%と4割にとどまり、著作権保護への意識の低さが浮き彫りになった。
調査は7月8日から18日まで全国の成人3000人を対象に実施、有効回答率は69.9%だった。
インターネット上で音楽や映画などを誰もが入手できる状態にすることに関し、「違法と知っていた」としたのは67.0%で、「知らなかった」とした24.9%を大幅に上回った。
海賊版などの対策として有効な手段(複数回答)について聞いたところ、「製造・販売者への罰則強化」が58.0%と最も多く、次いで「輸入防止体制の強化」32.1%、「偽物防止の広報、啓発を行う」26.5%、「偽物製造、販売国への要請」25.5%−などの順となった。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040805-00000004-jij-pol