2004年08月05日(木) 02時19分
5年で百品目の安全確認 「子供の薬」見直しに本腰(共同通信)
厚生労働省は4日、子供の用量・用法が添付文書に書かれていない医薬品が広く子供に使用されている現状の見直し策として、2005年度から5年計画で約100種類の薬について、子供への適切な使用量や安全性を確かめるプロジェクトを始めることを決めた。
05年度に専門家による検討会を発足し、全国から使用実態のデータを集めて一定の用法・用量を整理した上で、製薬会社に添付文書を改訂するよう指導する方針。大人に比べて臨床データが少なく、医師のさじ加減で処方されがちな子供の薬物療法が、安全性確立に向けて動きだす。
厚労省医薬食品局によると、対象となる100品目は小児のがん、アレルギー、循環器、感染症など15領域から、専門家の検討会が選んで優先リストを作成する。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040805-00000012-kyodo-soci