2004年08月05日(木) 11時02分
「詐欺同然」と保護者 ファイトグループが説明会(共同通信)
近畿や九州などの7府県で家庭教師として雇った学生への賃金不払いが相次ぎ、民事再生手続きを申し立てた家庭教師派遣会社のファイトグループ(山口市)は5日、松江市内で学生や派遣先の保護者らへの説明会を開催した。
島根大生ら約55人に竹本幸正社長が謝罪した後、同社代理人の中山修身弁護士が賃金不払いの経緯や民事再生手続きを説明した。
島根大卒業後も家庭教師を続けていた女性(22)は「4月から賃金が支払われずおかしいと思っていたが、新聞で初めて状況を知った」と話した。
中学3年生の娘を持つ島根県安来市の男性(53)は「姉が教えてもらっていたので妹もお願いしようと、月謝を振り込んだが先生が来なかった。詐欺同然だ」と憤った。
中山弁護士によると、愛知、京都、大阪、兵庫、島根、福岡、熊本各府県の支店で学生約3000人に計約7000万円の賃金不払いが発生し、負債総額は約3億4000万円。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040805-00000088-kyodo-soci