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2004年08月04日(水) 00時00分

トイレの修理で高額請求に要注意/西宮朝日新聞・

  トイレの詰まりや水漏れで業者を呼ぶと、不必要な工事や便器の取り換えまでされ法外な代金を求められるケースが、西宮市内で相次いでいる。156万円を請求された高齢者の夫婦もいて、同市消費生活センターは「トイレが壊れても慌てずに、市が許可した業者かどうか確かめてから頼んでほしい」と注意を促している。

  同センターによると、業者は「24時間年中無休」「低価格」とうたったチラシを新聞の折り込みやポストに入れる。トイレや風呂が詰まったり水漏れがしたりした家庭が、チラシを見て業者を呼ぶと、配水管工事や便器の取り換えをし高額料金を要求する。昨年4月から今年7月末までに同様のケースが61件起きているという。

  今年1月にトイレの詰まりで修理を依頼した高齢者夫婦は、配水管工事と新しい便器の契約をさせられ156万円を要求された。ほかにも便器代と工事費で100万円を要求されたケースや、水漏れ修理を頼んだのに「これは大変や」と便器を外し洗浄しただけで、10万円を請求されたケースもあったという。

  排水設備の工事は、市の条例で市が指定した業者しかできない。このため同センターは、業者に電話する前に同市水道サービス協会事業課(0798・32・2295)か西宮管工事業協同組合(0798・35・2552)に指定業者かどうか問い合わせるよう呼びかけている。また「詰まった場合、たいていは排水口にあてがい水を吸引しながら使用するラバーカップで解消します」という。ラバーカップはホームセンターなどで1000円程度。

(8/4)

http://mytown.asahi.com/hyogo/news02.asp?kiji=9308