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大阪市の第三セクター「大阪港埠頭(ふとう)ターミナル」によるブロッコリーの産地偽装事件で、同社青果営業課の当時の営業主任(35)が02年2〜3月、同社が認めている約30トンの偽装があった直前に、さらに約10トンの偽装を指示していたことが関係者の話でわかった。指示を受けたのは、これまでに判明している包装・加工会社「オー・エス・サービス」(大阪市)とは別の下請け会社だった。米国産の箱に中国産を混ぜる同様の手口で、2日ほど続けられたという。
同ターミナル社や複数の関係者によると、新たに指示を受けていたことがわかったのは包装会社で、89年ごろから、ターミナル社からカボチャやブロッコリーの選別や包装を請け負っていた。
02年2〜3月ごろ、ターミナル社の営業主任が、この包装会社の当時の社長に、米国産ブロッコリーの箱(10キロ、三十数束入り)をひっくり返し、底から8束を抜き、中国産の8束と差し替えるよう指示した。
偽装の作業は2日ほど続いた。営業主任はこの包装会社に、さらに1週間前後続けるように指示したが、同社の幹部社員が「これ以上違法な作業はできない」と抗議し、中止されたという。(08/04 03:04)