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フランスの中学と高校にある飲料水やスナック菓子の自動販売機が9月の新学期から撤去されることになった。青少年で増える肥満の原因になっているとして、仏議会は設置を禁じる新法をこのほど可決した。
仏議会が依頼した調査によると、子供の肥満が20年間で17%増え、10歳以上の10人に1人が肥満だった。肥満防止教育をし、販売品目を限ったうえで自販機を認める修正案も検討されたが、医師、栄養士団体の反発で全面禁止になった。撤去数は6000〜8000台にのぼる見込み。新法は同時に、炭酸飲料やスナック菓子のテレビCMで肥満の危険性に触れるよう義務づけた。
仏メディアによると、自販機の業界団体は「子供の食習慣は幼少期に形成される。学校の外でお菓子や飲料水を買う子供が増えるだけだ」として、自販機が「犯人扱い」されたことに強く反発している。
(08/04 19:20)