2004年08月03日(火) 23時34分
一部Windows XPで先日公開された修正プログラムが適用されない不具合が発生(impress Watch)
写真:インプレス
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(株)マイクロソフトは2日、7月31日に公開したセキュリティ修正プログラム“MS04-025”を“Windows Update”を利用してインストールした際、一部のWindows XPで修正プログラムが正常に適用されない場合があると発表した。この現象は、オンラインで修正プログラムをインストールできる“Windows Update”機能に不具合があったため発生するという。
通常Windows XPに搭載されているWindows Update機能はv4であるが、Windows XP SP2で搭載予定のv5へ強制的にアップデートすることができる。v5の環境で修正プログラム“MS04-025”をインストールしても、“MS04-025”で報告されたIEに存在する3件の脆弱性が修正されないとのこと。現在、本不具合を修正したセキュリティ修正プログラムが再リリースされているので、該当環境の人は再度Windows Updateを実行して修正プログラムをインストールする必要がある。
なお、インストーラー形式の修正プログラムをダウンロードして適用した人や、Windows Update機能がv4である人は本件とは無関係。また、Windows Update機能のバージョンは、IEでWindows Update機能を実行して表示されるアドレスバーのURLで確認することができ、URLが“http://v4”で始まればv4、“http://v5”で始まればv5である。
□Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (867801) (MS04-025)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS04-025.asp
□窓の杜 - 【NEWS】マイクロソフト、緊急レベルのIE脆弱性を修正するパッチを定例外で公開
http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/08/02/iesecurity.html
□875569 - 利用している Windows Update のバージョンを確認するには
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;875569
(中井 浩晶)(impress Watch)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040803-00000027-imp-sci