2004年07月31日(土) 00時00分

検事装い３００万円詐取 矢板　容疑の６６歳男を逮捕 （東京新聞）

　矢板署は三十日、詐欺の疑いで宇都宮市野沢町、無職深沢秀雄容疑者（６６）を逮捕した。

　調べでは、深沢容疑者は五月下旬、矢板市のパートの女性（５５）に「親の介護料や子どもの教育資金に困っている。貸してもらえないか」などとうそをつき、二回に分けて現金計三百万円をだまし取った疑い。

　深沢容疑者は三月に鬼怒川温泉の旅館に泊まった際、たまたま女性と宴会場で同席し、「私は検事だが、仕事が忙しく、裁判所の地下の特別室で部下と寝泊まりしている」などとうそをついて信用させ、帰宅後も連絡を取り合っていたという。三十日も、午後二時から矢板市内で会う約束をしていた。

　不審に思った女性が矢板署に相談しており、署員が待ち合わせ場所に現れた深沢容疑者に事情を聴いたところ、だましていたことを認めたという。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20040731/lcl_____tcg_____002.shtml