2004年07月31日(土) 07時04分
元部長、契約者宅からカード盗む 墓石トラブル業者(河北新報)
墓石トラブルを引き起こしている仙台市青葉区の墓石販売業「東北メモリアル」の元施工部長が、契約相手の青葉区の主婦(76)方からクレジットカードを盗んで現金を引き出したとして、盗みの疑いで仙台北署に逮捕されていたことが30日、分かった。
元部長は青葉区一番町1丁目、藤本実容疑者(52)=起訴済み=。調べでは、1月下旬に主婦方からカードを盗み、2月13日、若林区の金融機関の現金自動預払機から現金20万円を引き出した疑い。
主婦は同社と墓石建立の契約を結んで高額な代金を支払ったものの、同社が施工せず、同社に抗議。藤本容疑者は主婦宅にわびに出向き、その際にカードを盗んだ。
藤本容疑者は「会社が給料を払ってくれず、住むところもないほど金に困っていた。盗んだ金は食費や旅館代に使った」と供述している。
同社は今月上旬、1部の契約相手に文書を送付。藤本容疑者の逮捕について「工事担当者が不祥事を起こして施工が遅れている」と釈明した。
同社の契約不履行をめぐっては、被害を訴える仙台市の20人以上の高齢者らが、詐欺容疑で同社の酒井一至会長ら幹部を告訴する方針を固めている。
(河北新報)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040731-00000007-khk-toh