2004年07月31日(土) 08時16分
傷んだ青果穴埋め茶飯事 伝票と入出庫量も食い違う(共同通信)
大阪市第3セクターの荷役会社「大阪港埠頭ターミナル」のブロッコリー偽装事件で、同社は在庫の青果が傷むと、日常的に同じ青果を購入して穴埋めしていたことが31日、市関係者の話で分かった。荷役を請け負った青果の伝票と入出庫量の食い違いも多く、市は業務のずさんさが偽装などの温床になったとみている。
不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で強制捜査に踏み切った大阪府警生活経済課は、実態解明に向けて押収した伝票類などの分析を続けている。
市関係者らの話によると、同社青果事業部は赤字続きで、倉庫への設備投資も十分にできず、荷役を請け負った青果が傷み数量が不足することが相次いだ。
設備の古いことが荷主にばれると今後の受注に影響するため、出荷のオーダーがあった場合、荷主に無断で同じ青果を買い入れ、補てんしていたという。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040731-00000018-kyodo-soci