2004年07月29日(木) 02時17分
日本産ヒジキ「食べてはダメ」…英当局がヒ素検出!?(読売新聞)
【ロンドン=飯塚恵子】英食品規格庁は28日、日本から輸入されたヒジキの中に、発がん性が指摘されている無機ヒ素が高い濃度で含まれているとして、英国民にヒジキを食べないよう勧告した。
同庁は、ヒジキの販売規制について、欧州委員会と協議に入るとしている。
同庁は、英国内で市販されている海藻類のうち、ヒジキやワカメ、昆布など5種類について、毒性をサンプル検査。この結果、ヒジキの全サンプル9銘柄から、他の4種類には見られない無機ヒ素が高濃度で見つかったという。同庁は「これまで時々食べていたとしても、著しく発がん性が高まったとはいえない」と説明する一方で、「日常的に摂取すれば高まる可能性がある」と、勧告を決めたという。
検査は、カナダで同様の結果が出たことを受けて実施された。カナダではすでにヒジキの摂取を避けるよう行政指導が行われているという。
日本の内閣府食品安全委員会のホームページでは、ヒジキに含まれるヒ素について、質問に答える形で、「摂取したヒ素が1日摂取許容量を超えてしまうことはあるかもしれないが、(中略)直ちに悪影響が発生するという値ではない」としている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040728-00000515-yom-int