2004年07月29日(木) 16時32分
主婦、1119万円の詐欺被害 死亡の夫あて督促状、男ら債権会社装う /神奈川(毎日新聞)
横浜市港北区の主婦(62)方に26日、約8年前に死亡した夫あてに国際電話料金などの偽の督促状が届き、信用した主婦が同日から28日にかけて計約1119万円をだまし取られた。港北署は、詐欺容疑で捜査している。
調べでは、主婦は26日、確認のために届いた督促状にある連絡先の債権管理会社に電話した。対応した男から「国際電話料金と情報提供料の約40万円が未払い。支払わないと家財道具などを差し押さえる」と言われ、指定された銀行口座に約40万円を振り込んだ。確認の電話をすると、同じ男が「他のデータを見たらまだ未払い分がある」とさらに約40万円を請求。男は複数おり、同様の手口で額をエスカレートさせ、そのつど口座を指定し、計約1119万円を主婦に振り込ませた。
28日、男が約350万円を郵便局の口座に振り込むよう要求、主婦が同区内の郵便局で現金を引き出そうとした際、現金の使用目的を聞いた局員が警察に相談するようアドバイス。同署で相談しだまされたことが分かったという。【馬場理沙】
7月29日朝刊 (毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040729-00000055-mailo-l14