2004年07月29日(木) 23時01分
ダイエット食品摂取の女性死亡=中国製、未承認の医薬品成分−宮城、岩手(時事通信)
国内未承認の医薬品成分「シブトラミン」を含む中国製ダイエット用健康食品「V・L21(ヴィーナスライン21)」を摂取していた岩手県内の女性(30)が今月4日に死亡していたことが29日、分かった。同県などが発表した。このダイエット食品と女性死亡の詳しい因果関係は不明だが、宮城・岩手両県は薬事法に基づき、同食品を輸入販売していた仙台市の業者などに販売中止と回収を指示した。
岩手県環境保健研究センターが検査した結果、V・L21からは1カプセル当たり0.14〜0.86ミリグラムのシブトラミンが検出された。シブトラミンは海外では肥満症治療の医薬品として承認されているが、国内では未承認で、血圧上昇や心拍数増加などの副作用があるという。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040729-00000686-jij-soci