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2004年07月29日(木) 16時55分

静岡銀行、多数の顧客情報が不明に 書類紛失、盗難相次ぎ /静岡毎日新聞

 静岡銀行は28日、今月16日に個人情報を含む書類を紛失したり、盗まれる2件の不祥事があり、多数の顧客情報が行方不明になっていると発表した。同行は対策本部を設置して調査を進めており、「今回の原因を明らかにして再発防止に取り組む」と話している。
 同行の会見によると、同日午後5時10分ごろ、書類の搬送業務を委託されている日本通運の職員が、同行池田支店(植田均支店長)から受け取った集配袋五つを警備輸送車で同行のグループ会社の物流センターに運んだ。20日に「荷物が届いていない」と連絡があり、5袋のうち2袋が届いていないことが判明した。21日に静岡南署に遺失物届を出したが、二つの集配袋には、自動車税など県税・市税の納入済通知書75通(37人分)などが入っていた。
 この通知書は同行が県や市に届けるもので、納税者の名前、住所、税額などが記載されていた。搬送した日通職員がセンター職員に袋を渡す際、定められている受け渡し票の確認を怠っていた。
 また、同日午後8時半ごろには、同支店の30代の男性行員が融資先の格付けを記載した書類7枚が入ったカバンを同僚の車に置いたまま富士市内で食事をし、約1時間後に車に戻ったところ、窓ガラスが割られてカバンがなくなっていた。
 書類には44法人と13個人の名前と、アルファベットと数字を組み合わせた2けたの融資格付けなどが記されていた。この書類は内規で業務時間以外は持ち出せないが、行員は上司の許可を得て持ち出していたという。【古関俊樹】

7月29日朝刊 (毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040729-00000147-mailo-l22