2004年07月29日(木) 13時08分
米でベビーフードに微量の猛毒リシン混入(読売新聞)
【ロサンゼルス=森田清司】米連邦捜査局(FBI)は28日、カリフォルニア州アーバインで、市販のベビーフードに猛毒リシンが混入される事件が相次いで起きたと発表した。
乳幼児2人がこのベビーフードを食べたが、混入されていたリシンは精製されたものでなく、微量だったため、健康に異常は出ていない。
捜査当局は、47歳の男性が何らかの情報を持っている可能性があるとして、連絡を取るよう呼びかけている。
捜査当局によると、毒が見つかったのは大手メーカー製の「バナナヨーグルト」3瓶で、客が5月31日と今月16日に同じスーパーで購入した。瓶の底に毒入りであることを示すメモがビニールに包んで封入されていた。メモは地元警察官の名前にも言及しているという。
リシンは、ひまし油の原料トウゴマの種子に含まれる。ベビーフードにはすりつぶした種子が混入されたらしい。当局は念のため、このスーパーから同一製品を回収した。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040729-00000405-yom-int