2004年07月29日(木) 17時01分
署元幹部ら禁固3年6月求刑=検察「責任極めて重い」−明石歩道橋事故・神戸地裁(時事通信)
兵庫県明石市で2002年7月、11人が死亡、247人が負傷した歩道橋事故の論告求刑公判は29日午後、神戸地裁(森岡安広裁判長)で続けられ、検察側は業務上過失致死傷罪に問われた明石署の元地域官金沢常夫(54)、元同市市民経済部長分玉光洋(61)、警備会社旧「ニシカン」(福岡市)の元大阪支社長新田敬一郎(62)の各被告に「責任は極めて重い」として禁固3年6月を求刑した。
このほか、元市市民経済部次長山渕久司被告(61)に同3年、元同部商工観光課長南和生被告(52)に同2年6月。
検察側は論告で「死傷者や遺族、社会に与えた結果は極めて重大」と指摘。被告が公判で互いに責任を指摘し合い、無罪を主張していることについては、「いずれの責任も軽重付け難く、極めて重い」と述べた。
その上で、「注意義務を怠って事故を引き起こし、公判でも過失を争うなど反省の態度は認め難い」とした。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040729-00000602-jij-soci