2004年07月29日(木) 13時03分
ペーパー車検、トヨタ東京カローラが起訴事実認める(読売新聞)
トヨタ自動車系の販売大手「トヨタ東京カローラ」谷原店(東京都練馬区)の元社員らによるペーパー車検事件で、道路運送車両法違反の罪に問われた法人としての同社(東京都目黒区)の初公判が29日、東京地裁(小川正持裁判長)であった。
鈴木正芳社長は起訴事実を認め、「一部従業員の犯行を防止出来なかったことに重大な責任を感じる。関係者におわびするとともに、全社をあげて再発防止に努める」と謝罪した。
一方、検察側は冒頭陳述で、同店では車検受注の努力目標があり、顧客の依頼があれば、本来は保安基準に適合しない改造車でも、保安基準適合証を交付することがしばしば行われていたと指摘した。
起訴状によると、同社の元社員らは2001年12月から2002年6月にかけ、7台の乗用車について、実際には整備、点検を行っていないのに、国土交通省令で定める保安基準を満たしたとの適合証を作成し、関東運輸局に提出した。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040729-00000206-yom-soci