2004年07月29日(木) 16時07分
ネット掲示板の指針を強化、法務省の削除要請が可能に(読売新聞)
総務省は29日、インターネット上の電子掲示板などに、殺人事件の加害者の少年の顔写真などが掲載されるといった人権侵害の事態が相次いでいることを受け、個人情報を掲示板から削除するようプロバイダー(インターネット接続事業者)に要請することを定めたガイドライン(指針)の改訂案をまとめた。
人権侵害を見つけたら法務省地方法務局がプロバイダーや掲示板の管理者に削除を要請できるようにする。9月にも運用を始める。
指針は、プロバイダー責任制限法に基づいてプロバイダーの行動指針を定めたもの。現行指針では事件の加害者の顔写真や氏名が掲示板などに掲載されても、本人は収監されるなどして、削除の要請は事実上不可能なため、指針で個人情報削除の手続きを明文化し、抑止力を高めることにした。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040729-00000107-yom-soci