2004年07月29日(木) 03時31分
NHK今度はカラ出張 不正に300万円 3年間公表せず(産経新聞)
職員による多額の制作費着服が表面化したNHKで、編成局のエグゼクティブプロデューサーとチーフプロデューサーの男性二人が、平成十年から十二年にかけてカラ出張で架空の経費請求を繰り返し、計約三百万円を不正に受け取っていたことが二十八日分かった。不正は三年前に発覚し、二人は厳重注意処分を受けて地方局に配置転換させられたが、NHKは公表していなかった。
NHK広報局によると、二人は宇宙をテーマにした番組などの企画を担当していたプロジェクト「宇宙新時代」の担当で、ともに報道局出身。不正は十三年五月に発覚したが、二人は「私的な流用はなく、外部関係者との打ち合わせなど業務の経費に使った」と弁明したという。
NHK広報局は「公表するか否かはケース・バイ・ケースで判断するが、調査でも私的な流用の事実がなく、全額返済したため、公表しなかった」と説明している。(産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040729-00000021-san-soci