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2004年07月27日(火) 15時04分

野菜産地偽装の大阪市三セク、カボチャ3トン横流し?読売新聞

 野菜の産地偽装問題が発覚した大阪市の第三セクター「大阪港埠頭ターミナル」で今年春、輸入カボチャ3トンが、商品内容の記載がない白箱約300箱に詰め替えられて出荷されていたことが27日、関係者の証言などでわかった。

 輸入商社などの荷主名と産地が印刷された箱への「パック詰め」がターミナル社の本来の業務。白箱への詰め替えについて、荷主側は読売新聞の取材に「知らなかった」としている。ターミナル社で白箱を使った荷の横流しが行われた疑いがあり、市などは新たに調査を始めた。関係者によると、同市や同社に届いた告発文書で、カボチャの横流し疑惑も指摘されていた。市の指示で同社が担当の営業主任から事情を聞いた結果、子会社のこん包業「オーエスサービス」社員らがニュージーランド産カボチャを白箱に詰めていたことが判明。ターミナル社が発注した未使用の白箱が使われていたという。

 営業主任は「保管中に腐った輸入カボチャは自社で廃棄していたが、今年に入って荷主側の担当者から『箱詰めして出荷したい』と要望があった」と説明した。詰め替えを請け負ったのはオーエス社だったといい、「自分は荷主側に子会社を紹介しただけ。白箱の荷がどこに出荷されたのか知らない」と話した。

 荷主側は26日、読売新聞の取材に「白箱への詰め替えは初耳。ターミナル社にも子会社にも依頼したことはない。現場の担当者も『全く知らない』と言っている」としている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040727-00000304-yom-soci