2004年07月27日(火) 12時26分
<大阪>野菜産地偽装 当時の部長「身に覚えない」(朝日放送)
大阪市の第3セクターによる野菜産地偽装問題で、当時の営業担当部長が、朝日放送の取材に対し、「まったく身に覚えがない」と関与を否定しました。
大阪市の第3セクター「大阪港埠頭ターミナル」は、おととし2月、中国産のブロッコリーを、アメリカ産に混ぜるよう下請け会社に指示し、あわせて26トンを出荷したとされています。会社の説明によると、当時の青果事業部の課長ら3人が、偽装にかかわっていて、この元課長は「上司の部長に相談した」と話しているということです。しかし、朝日放送の取材に答えた当時の部長は、「課長から相談を受けたこともないし、指示したこともない。偽装についてはまったく身に覚えがない」と関与を否定しました。
この問題をめぐっては、大阪府がきのうJAS法違反の疑いで、大阪港埠頭ターミナルへの立ち入り調査を始めているほか、大阪府警が詐欺容疑での立件を視野に入れて、関係者から事情聴取を始めていて、今週中にも強制捜査に乗り出す方針です。(朝日放送)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040727-00000006-abc-l27