2004年07月27日(火) 22時01分

出会い系利用「知られたくない」＝架空請求で３０００万円被害−静岡（時事通信）

　携帯電話の出会い系サイト利用料金を請求するうその電話があり、計約３１５０万円をだまし取られたと、静岡市の男性会社員（３８）が２７日、静岡中央署に届け出た。同署は詐欺事件とみて捜査を始めた。
　調べによると、今月５日午前１１時ごろ、会社員の携帯電話にサイトの運営業者を名乗る男から「出会い系サイトの料金が未納」と電話があった。会社員は無料の出会い系サイトを使用していたが、有料と勘違いし、指定された東京都内の銀行口座に約６万円を振り込んだ。
　その後、会社員が確認の電話をしたところ、「支払いが遅れたから手数料が必要。暴力団組員が取り立てに行く」「トラブルになったから組長に仲介が必要」などと、２３日まで計８回にわたって計約３１５０万円を要求された。言われるままに振り込み、すべて引き出されていた。
　会社員は「おかしいとは思ったが、出会い系サイトを利用していることが、会社に知られるのが怖かった。こつこつためた金だった」と話しているという。　（時事通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040727-00000251-jij-soci