2004年07月26日(月) 10時07分
海外での資金洗浄を初審理 「ヤミ金帝王」の梶山被告(共同通信)
指定暴力団山口組系五菱会(現在は二代目美尾組)のヤミ金融事件で、出資法違反、組織犯罪処罰法違反などの罪に問われた元幹部梶山進被告(54)の公判が26日、東京地裁で開かれ、海外の金融機関を舞台にしたマネーロンダリング(資金洗浄)についての初審理が行われた。
起訴状などによると、「ヤミ金の帝王」と呼ばれた梶山被告は昨年2月、国際金融機関クレディ・スイスの香港にある現地法人に自分名義の口座を開設。ヤミ金融の収益で購入した割引金融債(46億3500万円相当)を日本国内の都市銀行などでほぼ全額償還し入金した。
さらに昨年5月、この資金などを運用して得た預金約11億4000万円と約39億6000万円相当の証券をスイス国内の銀行に開設した無記名口座に移し隠した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040726-00000020-kyodo-soci