悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年07月26日(月) 12時23分

「ヤミ金」梶山被告、起訴事実を一転認める読売新聞

 指定暴力団山口組旧五菱会系ヤミ金融グループの最高責任者で、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)と出資法違反(高金利)の罪に問われた梶山進被告(54)の公判が26日、東京地裁(飯田喜信裁判長)で開かれた。

 梶山被告はこれまで、起訴された14件について否認するか認否を留保していたが、今回の公判で一転、「起訴された事実をすべて認めます」と述べた。

 検察側はこの日、「ヤミ金の帝王」と呼ばれた梶山被告が、ヤミ金融などの違法収益で購入した割引金融債(約46億3500万円相当)を換金し、国際金融機関「クレディ・スイス(CS)香港」の自分名義の口座に振り込んだなどとするマネー・ロンダリング(資金洗浄)事件などの起訴状を朗読。梶山被告は「収益を隠すことを意識していたわけではないが、結果として起訴事実は間違いない」と述べた。

 また、傘下のヤミ金融グループ「TO」の各店が、客から法定金利を超える利息を取り立てていた出資法違反事件、大阪府警が摘発した「OK」グループによる同法違反事件についても、「各グループに運営を任せていたので具体的なことは分からないが、各店の売り上げを受け取っていたのは事実で、法律上、共謀と言われれば仕方ない」とした。

 梶山被告は3月16日の公判で、それまで起訴された事件について、「事件とは関係ありません」と起訴事実を否認。その後は「弁護士と相談したい」と認否を留保していた。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040726-00000003-yom-soci