2004年07月26日(月) 22時01分
森前首相の請求棄却=「名前挙げられただけ」−フライデー記事で東京地裁(時事通信)
写真週刊誌「フライデー」が男優の離婚訴訟を報じた記事で、怪しげな外国投資への関与を印象付けられたとして、森喜朗前首相(67)が発行元の「講談社」を相手に1000万円の損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁の福田剛久裁判長は26日、「名前を挙げられただけ」として請求を棄却した。
判決によると、フライデーは2月13日発売号で、男優の妻が借金相手に対し「選挙で金がいる人がいる」「森さんが関係した外国投資がある。利息が15%つく」と説明したと掲載した。
判決は「森氏が夫妻との関係を否定した言い分が掲載され、勝手に名前を利用した可能性にも言及した」と指摘。「森氏の名を挙げた事実以上の印象を与えておらず、名誉棄損に当たらない」と指摘した。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040726-00000021-jij-soci