2004年07月26日(月) 19時48分
詐欺被害者が求めた損害賠償訴訟、テレビ朝日が勝訴(読売新聞)
「ジー・オーグループ」(破産)による巨額詐欺事件を巡り、投資した被害者7人が、グループのCMを放送したテレビ朝日に対し、「広告主の調査義務を怠り、被害を拡大させた」として、約3000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は26日、請求を棄却した。
福田剛久裁判長は、「テレビ局は、CMの放送で視聴者に不測の損害を与える可能性が予見される場合には、調査すべき注意義務を負う」とした上で、「業務内容に疑念を抱かせる特別な事情が存在したとは認められない」と判断した。
判決によると、テレビ朝日は、1999—2001年にかけ、断続的に同グループが販売していた飲料品などのCMを放送した。
同グループを巡っては、元名誉会長・大神源太被告(41)(1審公判中)ら5人が詐欺罪などで起訴された。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040726-00000211-yom-soci