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食品企業の「消費者重視度」の平均は67点、90点以上のAランクは7社——。主婦連合会など消費者4団体が23日、食品上場企業約100社の採点結果を発表した。
採点をしたのは、主婦連、全国消費生活相談員協会、日本消費者連盟、全国消費者団体連絡会。上場企業のうち食品企業154社に「製品・商品の安全が確保されているか」「信頼を得るための自主行動基準があるか」「消費者が苦情・意見を述べる方法が確立しているか」など10項目をたずね、回答のあった98社について各項目10点、計100点満点で採点した。
98社の平均点は67.1点。90点以上で「特に優れている」Aランクに評価されたのは、アサヒビール、味の素、日清製粉グループ本社、日本製粉、明治製菓、森永製菓、雪印乳業の7社だった。
項目別では、「商品の安全」が平均8.6点で最も高く、最低は「自主行動基準の公開」で平均3.0点だった。
4団体は「消費者重視への取り組みは進んでいるものの、自主行動基準の実質的な運用が今後の課題」と結果を分析。
また、食中毒事件と子会社の牛肉偽装事件でグループが解体した雪印乳業が高い評価だったことについて、水原博子・日本消費者連盟事務局長は「今回の調査は企業からの回答に基づいたもの。企業努力で経営が変わってきた表れとも考えられるが、今後も監視は必要だ」としている。(07/24 01:59)