2004年07月24日(土) 20時29分
第三セクターの野菜産地偽装、大阪府警が強制捜査へ(読売新聞)
大阪市の第三セクター「大阪港埠頭ターミナル」による野菜の産地偽装問題で、大阪府警は24日、今週中にも不正競争防止法違反(原産地を誤認させる表記)容疑で同社の強制捜査に着手する方針を固めた。
大阪府による26日の立ち入り調査を待って、関係先の一斉捜索に乗り出し、偽装の実態解明を急ぐ。
同社によると、産地偽装に関与したのは青果部門の4人。2002年2月、保管中の米国産ブロッコリーの品質が低温倉庫のトラブルで悪化したため、担当の営業主任が上司の課長と課長代理に相談した。課長らは部長と協議し、課長が傷んだ米国産ブロッコリーの一部を抜き取って中国産で補てんするよう営業主任に指示。営業主任が下請け業者に作業を依頼した。
同社では、カボチャやミカンの偽装の疑いもあり、府警は不正が常態化していた疑いが強いと判断した。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040724-00000412-yom-soci