2004年07月24日(土) 13時31分
消費者重視度、食品メーカーの85%が“合格”(読売新聞)
主婦連合会など4つの消費者団体は23日、食品製造業の消費者重視度調査の結果を発表した。その結果、85%の企業が“合格”と評価された。
調査は、食品業界で食肉偽装事件など不祥事が相次いだため、株式上場している154社を対象に行った。
今年3月、経営姿勢や消費者対応などに関する方針を定めた自主行動基準の有無、消費者からの苦情・相談処理体制の有無など10項目について、アンケートを行い、学識者や弁護士らが、100点満点で採点した。
回答のあった98社の平均点は67・1点。90点以上で「特に優れている」と名前が公表されたのは、アサヒビール、味の素、日清製粉グループ本社、日本製粉、明治製菓、森永製菓、雪印乳業の7社(7・1%)。ほかは、75—89点の「優れている」が29社(29・6%)、61—74点の「普通をやや上回る」29社(29・6%)、50—60点の「普通」19社(19・4%)で、消費者団体が合格ラインと見る「普通」以上の企業は、全体の85・7%を占めた。49点以下の「改善を要する」企業は14社(14・3%)だった。
今回の結果について、4団体は「消費者の信頼を得ようと努力している傾向は見られる。商品の安全確保や情報開示に関する項目の得点は高いものの、自主行動基準の策定やその公開などの評価が低く、今後の課題だ」と話す。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040724-00000304-yom-soci