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病院は管理体制の不備を認めて遺族に謝罪し、遺族の捜査依頼を受けた警視庁府中署が業務上過失致死の疑いも含めて調べている。
警報は心拍の異変だけでなく、発信機から無線電波が受信できない時も鳴る仕組みで、同病院の菊池利夫副院長は「インターネット好きの学生で、廊下のネットコーナーに行って警報が鳴ったと看護師が思い込んでいた。急変すると思わず申し訳ない」と話している。
遺族や病院の話によると、間下さんは下半身のむくみで三月十九日に入院。検査で心臓に血栓が見つかった。二十三日の朝食時は元気だったが、午前十時四十五分に病室内にある個室トイレで心停止状態で見つかり、同日夜死亡した。
間下さんは当時、小型心電図モニターを付けており、発見の約一時間前から少なくとも二十回はアラーム音が病室内の装置から鳴っていた。音量は最低に絞られていた。
この病室では間下さんら患者十数人を三人の看護師が担当。装置の前で常時監視する体制ではなく、警報音が鳴った時はほかの患者の世話をしていたという。
心電図記録によると、間下さんの心拍数は一分間に四十回、三十回と徐々に下がり、脈がなくなるまで警報が断続的に鳴った。二十二日、都内で会見した父親は「『助けて』と思いながら病院内で死んだのがたまらない。警報が頻繁に鳴り、どれが本当か分からない状態では事故はどの病院でも起こり得る」と訴えた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040723/mng_____sya_____010.shtml