2004年07月23日(金) 00時00分

新たに５件リコール 三菱自 （東京新聞）

　三菱自動車製乗用車の欠陥隠し問題で、同社は二十二日、新たに五件のリコール（無料の回収・修理）を二十九日に国土交通省に届けると発表した。同社が先月公表した国交省に内密に修理するヤミ改修九十二件のうち、リコールに該当する欠陥は三十三件（対象二十六車種、計約二十一万六千四百台）になった。

　リコールされる五件は９２・９３年式ランサーやミラージュなど八車種▽９５年式ディアマンテ▽９５年式ランサーとミラージュ▽９３年式ギャランシグマ▽９２−９４年式デボネア−。点火器具や電気配線といった欠陥で、エンストや後退灯の不点灯などの恐れがある。

　同社は当初、リコール該当案件にこの五件を含めなかったが、国交省の指導で保安基準の適合性や多発性、クレーム件数などを精査し、リコールすることにした。

　リコールに該当するヤミ改修は道路運送車両法違反になり、国交省は順次、過料処分を求める。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040723/mng_____sya_____009.shtml