2004年07月23日(金) 12時20分

＜大阪＞中国産ブロッコリーを米国産と偽装（朝日放送）

大阪市の第３セクターが、価格の安い中国産のブロッコリーをアメリカ産と偽装して出荷させるよう下請け会社に指示していたことがわかりました。

大阪港埠頭ターミナル・広部公一社長は午前９時、大阪市役所で記者会見し、「消費者の食の安全、品質の保持という信頼性を著しく損なうということ。心から消費者に深くお詫び申し上げます」と述べました。産地の偽装を指示していたのは大阪市の第３セクターの荷役会社「大阪港埠頭ターミナル」で、２年前の２月ごろ、倉庫で管理していたアメリカ産ブロッコリーがいたんだため、穴埋めに中国産をまぜるよう下請け会社に指示し、あわせておよそ２６トンを出荷させました。偽装に加担した下請け会社の現場作業員らからは「犯罪ではないか」などの不満の声が上っていたということです。大阪港埠頭ターミナル・広部公一社長は、偽装は青果事業部の幹部らの指示であり、「組織ぐるみではない」とする一方、カボチャやミカンにも産地偽装があったことを明らかにし、偽装が常態化していた疑いが強まっています。（朝日放送）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040723-00000001-abc-l27