2004年07月23日(金) 16時51分
定期購読依然高い新聞、オンラインニュースサイトは取って代われるか?(japan.internet.com)
2000年9月にニュースサイト利用経験者に対して行った
調査 では、半数を超えるユーザーがニュースサイトに毎日アクセスすると回答、またニュースサイトが新聞の代わりになると思っているユーザーは8割を超えたが、その後4年弱でどのように変化しただろうか。
インターネットコム株式会社 と
株式会社インフォプラント が行った、紙媒体の新聞、オンラインニュースサイト、ポータルニュースに関する調査によると、一般の新聞を「定期購読している」と回答したユーザーは、全体の70%を占め、212人。オンラインニュースサイトを毎日チェックしている割合は、新聞を「駅の売店などでよく/たまに買う」(70.4%)ユーザーで一番高いという結果になった。
調査対象は、20代〜60代の、自営や企業、官公庁などに勤務している、全国インターネットユーザー300人。年齢層は20代22.0%、30代47.0%、40代23.0%、50代7.3%、60代0.7%。全体の男女別構成比は、男性76.3%、女性23.7%。
(スポーツや芸能関係以外の)一般の新聞を「定期購読している」と回答したユーザーは、全体の70%を占め、212人だった。定期購読はしていないが「駅の売店などでよく/たまに買う」ユーザーは、合計すると9.3%(28人)。一方、「駅の売店などでも買わない」と回答したユーザーは20%、60人もいた。
「定期購読している」と回答したユーザー212人のうち、オンラインのニュースサイトを「毎日チェックしている」のは50.5%(107人)、「1週間のうち数回はチェックしている」のは27.8%(59人)、「月に数回程度チェックしている」のは10.4%(22人)だった。「ほとんど見ない」と回答したのは11.3%(24人)。
「駅の売店などでよく/たまに買う」と回答した28人(うち1人は無回答)では、「毎日チェックしている」のは70.4%(19人)、「1週間のうち数回はチェックしている」のは22.2%(6人)、「月に数回程度チェックしている」のは3.7%(1人)、「ほとんど見ない」のは3.7%(1人)だった。
一方、グラフは掲載していないが、「駅の売店などでも買わない」と回答した60人(うち2人無回答)では、「毎日チェックしている」のは55.2%(32人)、「1週間のうち数回はチェックしている」のは31.0%(18人)、「月に数回程度チェックしている」のは6.9%(4人)、「ほとんど見ない」のは6.9%(4人)という結果になった。
オンラインニュースサイトを毎日チェックしている割合を見ると、「駅の売店何度でよく/たまに買う」(70.4%)ユーザーで一番高く、「定期購読している」ユーザー(50.5%)と「駅の売店などでも買わない」ユーザー(55.2%)ではあまり差が出なかった。
以上から、恐らく、新聞を定期購読していないユーザーの大半は、ニュースに関心がないのではなく、新聞を読む代わりにオンラインニュースサイトをチェックしているのではないだろうか。
もしそうであれば、ユーザーはオンラインニュースサイトに対して、従来の紙媒体と同等の品質を求めているのかもしれない。
ちなみに、オンラインニュースサイトは将来紙の新聞に取って代わると思うかどうか聞いてみたところ、「思う」ユーザーと「思わない」ユーザーはほぼ同数だった。(
調査協力:
株式会社インフォプラント )
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