2004年07月22日(木) 02時02分
痴呆状態の人を連帯保証人 アイフル、融資無効認める(共同通信)
痴呆状態で判断能力がないのに融資の連帯保証人にされた大分県宇佐市の男性(61)が、消費者金融大手アイフルに470万円の債務不存在確認を求めた訴訟が大分地裁中津支部であり、アイフルが原告の訴えを全面的に認め訴訟が終結していたことが21日分かった。
アイフルは請求を認める「認諾」の手続きを取り、男性の債務不存在が確認された。
アイフル広報部は「判断能力が欠如する人へ融資したり、連帯保証人とすることは社内規定で禁止している。担当者の処分も検討している」と話している。
訴えによると、男性が連帯保証人となったのは2002年9月。当時、男性は脳出血の後遺症で重度の痴呆状態となり入院中で外出禁止だったが、長男がアイフルから470万円の融資を受けるため自宅に連れ戻されて関係書類に署名。連帯保証人となり自宅の土地と建物を担保として提供した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040722-00000008-kyodo-soci