2004年07月22日(木) 01時06分
薬剤で牛肉の鮮度偽装か 京都市、精肉店など調査(共同通信)
京都市西京区の精肉店が薬剤を使って牛肉を新鮮に見せ掛け販売していた疑いが強まり、京都市は21日までに、同店と市内の食肉処理場や販売先など約1600カ所の立ち入り調査を始めた。
また京都府と近畿農政局も、この精肉店が輸入牛肉を国産と偽って販売した疑いがあるとして、日本農林規格(JAS)法違反などの疑いで調査を始めた。
京都市によると、同店が食品衛生法で表示が義務付けられている添加物を牛肉に使っているとの情報が寄せられ、20日に立ち入り調査した。同店の社長は最近までビタミン剤のアスコルビン酸を使用していたことを認めたという。
立ち入り調査時に販売していた牛肉からは検出されなかった。
アスコルビン酸は通常白い粉末で、牛肉に振り掛けると赤みが増して新鮮に見える。人の健康に影響はないという。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040722-00000006-kyodo-soci