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法制審議会(法相の諮問機関)の人名用漢字部会は23日、国民から寄せられた意見を踏まえ、先月公表した578字の人名用漢字追加案について再検討する。
国民の批判が集中した漢字は削除し、10月には新しい漢字を使用可能にしたい考えだが、国民が削除を要望した漢字は、追加案の8割超の489字にのぼっている。どこまでを削除の対象とするか、線引きはなかなか難しそうだ。
追加案は、戸籍法が名付けの要件としている「常用平易な文字」であるかどうかに限って選定したため、人名にふさわしくない漢字も多く含まれている。同部会では国民の意見を踏まえて決定することとし、先月11日から7月9日まで意見募集した。
その結果、最も削除要望が多かったのは「糞」の383件。「屍」「呪」「癌」「姦」「淫」「怨」「痔」「妾」は100件以上の削除要望が寄せられた。主な理由は「子どもの社会的不利益や無意味な社会的混乱をもたらす」「非常識、公序良俗に反する漢字は排除すべきだ」など。
一方、追加案に含まれなかった漢字について、新たに追加を求める意見があったのは、「掬」「曠」「杢」など359字だった。