2004年07月22日(木) 12時53分

JPドメイン名「.JP」が IPv6 に完全対応（japan.internet.com）

株式会社日本レジストリサービス （JPRS）は2004年7月21日、JPドメイン名のネームサーバーに付与された IPv6 アドレスが、DNS の階層構造における最上位のネームサーバー群であるルートサーバーに登録されたことにより、JPドメイン名が IPv6 に完全対応したことを発表した。

同社は2001年8月より、JPドメイン名を管理するネームサーバー自身への IPv6 アドレス付与を開始し、そのアドレスに IPv6 でアクセス可能となるよう、2002年11月より IANA にルートサーバーへの IPv6 アドレスの登録を申請していた。

しかし、TLD DNS サーバーにおける IPv6 対応が世界初だったということもあり、IANA での技術検証に時間がかかっていた。今回検証が終了し、米国時間7月20日正式に、インターネット全体に JP DNS のネームサーバー6台のうち、IPv6 アドレスを付与した4台全ての IPv6 アドレスが提供されることになった。

今回、「.JP」のほかに、「.KR」が TLD として IPv6 によるアクセスが可能となった。

IPv6 によりインターネットが構成されるためは、ルートサーバ自身に IPv6 アドレスを付与する必要がある。JPRS は今後、「ルートサーバへの IPv6 によるアクセス可能化」に向け推進するとのこと。



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