2004年07月21日(水) 11時54分
健康食品の有効性、HPでデータ公開…健康・栄養研(読売新聞)
健康食品の含有成分について、有効性や安全性の情報を集めた一般向けのデータベースを独立行政法人、国立健康・栄養研究所がホームページで公開した。
健康食品によく使われるイチョウやウコン、カテキン、クエン酸など100の成分の「効能」や注意点などについて、科学的根拠のある情報を論文などから集めた。にがり(主成分・塩化マグネシウム)とダイエット効果など、実際には関連性がないのに消費者があると誤解している例や、植物「アマメシバ」の粉末など健康被害があった事例も紹介。掲載する成分は今後、順次増やしていく。
健康食品の市場規模は1兆円を超すと言われるが、医薬品と違って、有効性や副作用などを臨床試験で明らかにする義務はない。このため、「ダイエットに効く」「糖尿病予防に効果的」といった誇大表示や、無許可の医薬品成分を含む健康食品の販売も後を絶たない。
厚生労働省は「商品そのものの安全性を証明するものではないが、健康食品を使う時の目安に役立ててほしい」としている。ホームページのアドレスは、http://www.nih.go.jp/eiken/(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040721-00000203-yom-soci